ミリ波測定

課題

ミリ波レンジとテラヘルツレンジの周波数バンドは、移動体通信、自動車、セキュリティ、半導体および基礎研究分野の多くの用途で使用されています。77 GHz/79 GHzの車載用レーダー、6G周波数バンドでの移動体通信、最大100 GHzおよびそれを超えるレーダー／センサでは、フィルター、アンプ、ミキサー、アンテナなどのアクティブ／パッシブコンポーネントの特性評価が必要です。オンウエハーコンポーネントの特性評価やアンテナ測定といったアプリケーションには、出力パワーが大きい周波数コンバーターが必要です。

ローデ・シュワルツのソリューション

ローデ・シュワルツの周波数コンバーターは、高い出力パワーと優れたダイナミックレンジを備えています。これらをアクティブ／パッシブDUTの特性評価に使用することができます。

オプションのR&S®ZNA-B8 ミリ波コンバーターLO出力を使えば、アナライザの内蔵LO信号がリアパネルから利用可能になります。

• 内蔵標準LO信号源からの信号は、リアパネルのLO出力コネクタからアクセスでき、コンバーターのLO用に最大＋25 dBmの出力パワーを供給します。
• R&S®ZNA-B8の出力をミリ波コンバーターで使用する構成には、R&S®ZNA-K8オプション（ミリ波コンバーターのサポートオプション）が必要です。
• R&S®ZNA-B26 ダイレクトIFアクセスオプションがインストールされている場合、コンバーターの測定信号と基準信号は、アナライザのIF経路に直接供給されます。別の方法として、R&S®ZNAxx-B16 ダイレクト信号源／レシーバーアクセス・オプションを使用することもできます。

R&S®ZVA-ZxxxおよびR&S®ZCxxx ミリ波コンバーターの特別な機能

• 高い出力パワーと広いダイナミックレンジ
• わかりやすいダイアログによる容易な設定
• R&S®ZVA-Zxxxコンバーターのメニューによる選択、R&S®ZCxxxコンバーターの自動検出
• 最大＋25 dBmのリアパネルLO出力（R&S®ZNA-B8 ミリ波コンバーターLOオプション使用時）により、長いケーブルやLOスプリッターを使用する場合でも、必要なパワーをコンバーターに高い信頼性で供給できます。
• 最大4台のコンバーターを使用した、外部信号源やアダプターボックス不要のマルチポート測定
• 可変出力パワー（ねじによる手動調整または入力パワーの変更による出力パワーの制御）
• 増幅器の特性評価、パワー掃引、圧縮ポイント測定
• 相互変調測定
• ミリ波レンジでのR&S®ZNA-K1 スペクトラム解析のサポート
• 位相コヒーレンス信号印加
• 周波数変換測定の設定
• さまざまな周波数レンジのコンバーターが使用可能
• ミリ波レンジで自動レベル制御（ALC）が使用可能
• ローデ・シュワルツのパワーテストヘッドとEriksson PM5/PM5Bを使用した絶対レベル校正
• 高い時間／温度安定度
• Focus MicrowavesおよびMaury Microwaveの（アクティブ）ロードプルテストシステムとの統合
• コンバーターの全周波数バンドに対応する導波管校正キット（スライディング整合あり／なし）
• SWISSto12のミリ波材料テストシステムでのサポート