ローデ・シュワルツのセキュリティースクリーニングソリューション
人体スクリーニングテクノロジーの新たな基準
今日のセキュリティー上の課題への対応
職場の安全確保、小売業におけるシュリンク(在庫減耗)や組織的な小売犯罪への対策、重要インフラ、データセンター、矯正施設、財産および資産のセキュリティー保護など、セキュリティー上の課題はかつてないほど複雑化しています。
今日のセキュリティー上の課題に、先進的で高度かつカスタマイズ可能なソリューションが必要であることは明らかです。
こうした状況を背景に、絶えず変化を続ける環境で、効率的かつ効果的に個人と資産を保護するため、世界各地のセキュリティー運用において、ローデ・シュワルツのR&S®QPS スキャナーソリューションのような高性能なミリ波イメージングテクノロジーへの投資が行われています。
これまでは、人体を対象とした隠された物品、脅威、武器、禁制品のスクリーニングは、手間のかかる侵襲的な身体検査やボディチェックに限定されていました。金属探知は、広範なスクリーニング用途における警備業務で最も広く使用されている技術であり、それはこれまでも、そして現在も変わりありません。しかし、どちらも高レベルのセキュリティー運用に必要な性能を発揮することはできません。
ここで役立つのが高度なミリ波イメージングです。
ミリ波の人体スクリーニングテクノロジーは、空港のセキュリティーチェックポイントのスクリーニングアプリケーションで使用されるようになったことで、広く知られるようになりました。現在では、ミリ波スキャナーテクノロジーの進歩によって、高性能な人体スクリーニングを空港のセキュリティー以外の広範なアプリケーションに実装して、効果的で使いやすい高速なスクリーニングを実現できるようになっています。ローデ・シュワルツのR&S®QPS スキャナーソリューションのようなテクノロジーは、隠されているどんなに小さな対象物でも自動的に検出することで、矯正施設、重要インフラの保護、製造および流通施設での損失防止/資産保護, データセンターセキュリティー、税関および国境管理のセキュリティー、およびイベントおよびVIPセキュリティーなどのアプリケーションで、今日のセキュリティー課題に対処するのに必要な忠実度の高い大容量セキュリティーをサポートします。
ミリ波セキュリティースキャナーを選ぶ理由
これらのミリ波スキャナーでは、安全な非電離無線周波数テクノロジーを使用して、材料に関係なく、人が隠し持っている金属製/非金属製物体を自動的に検出して、高精度の大量スクリーニングを行うことができます。
性能と安全性を検証するため、国際規制機関による広範なテストと評価を受けたローデ・シュワルツのセキュリティースキャナーは、世界各地の空港に設置され、欧州民間航空会議(ECAC:European Civil Aviation Conference)や、米国 運輸保安局(TSA:Transportation Security Administration)など団体の最高レベルの検出と性能に対する認定を得ています。
これらは、ミュンヘン安全保障会議(MSC)などの注目度の高いイベントでも使用されてきました。
安全なミリ波セキュリティースクリーニングテクノロジー
ローデ・シュワルツのミリ波スキャナーは、安全性を考慮して設計されており、セキュリティーオペレーターやスキャン対象者に対する健康上のリスクはありません。ミリ波スキャナーテクノロジーでは、携帯電話や最新の車両で使用されるレーダーセンサと同様に、非電離放射線が使用され、その出力パワーは携帯電話から発生する出力パワーと比べてもごくわずかです。
X線を使用して隠されている物体を検出するボディスキャナーテクノロジーと異なり、ミリ波は皮膚を貫通しないため、妊娠中の女性や子ども、埋め込み型医療機器を使用している人々にとっても安全です。
人工知能(AI)を活用した高分解能な人体スクリーニング
高性能なミリ波イメージングテクノロジーにより、これまで以上に幅広い運用で高精度のセキュリティースクリーニングが可能になります。
高度なAIベースのアルゴリズムを搭載したR&S®QPSテクノロジーは、プラスチック、セラミック、粉末、液体など、人が隠し持っているあらゆる金属製/非金属製物体を自動的に識別します。
高い分解能を備えたR&S®QPS スキャナーは、小型のデータ保持デバイス、紙幣、カプセルなどの、どんなに小さな隠されている物品でも識別することが可能です。
このため、R&S®QPS スキャナーは、空港、製造施設、データセンター、矯正施設、原子力発電所、および行政機関の庁舎などで使用され、高度な人体スクリーニングテクノロジーによってセキュリティーの大幅な向上が図られています。
R&S®QPS スキャナーによって物理セキュリティーのニーズを満たす方法について詳細をご覧ください。