アンテナ測定テクノロジー
アンテナ研究の未来をリードする
ローデ・シュワルツは、長い歴史の中でアンテナ研究用の新しい電子計測ソリューションを開拓してきました。アンテナテクノロジーの進化に対する弊社の取り組みは、最先端のアンテナテスト機器の広範なポートフォリオで証明されています。アンテナ研究の早い段階から最終的なテストフェーズまで、弊社は最前線に立ち革新的なツールを提供することで、業界標準を再定義してきました。
アンテナ研究の課題に対応するにあたって、弊社はソリューションを提供するだけでなく、可能性を広げています。私たちの卓越性へのこだわりはすべての製品に体現されており、研究者やエンジニアに、アンテナ測定の複雑さを乗り越えるために必要なツールを提供するために役立っています。
アンテナテクノロジーの開発
弊社は、多くの特許を保有していることを誇りに思っています。これまでの15年間で、アンテナ測定に関する100件以上の特許を申請し、そのうちの70件近くが認可されました。これらの特許は、当社の絶え間ない卓越性への取り組みを裏付けるもので、最先端のアンテナ測定技術の開発におけるリーダーシップを示すものです。
- C. Rowell氏およびB. Derat氏、「テストシステムとテスト手法」、米国特許10536228:非常にコンパクトな(フットプリント効率が最も高い)無線(OTA)アンテナテストシステムの発明
- C. Rowell氏、「無線で被試験デバイスをテストするための測定システム」、米国特許11340278:複数の到来角をシミュレートするために複数のCATRを配置する概念。これにより、ローデ・シュワルツは、1つの電波暗室で3GPP RF FR2のすべてのコンフォーマンステストシナリオをカバーできる市場で唯一の企業になりました。
- B. Derat氏およびG. Hamberger氏、「放射パターンを補正するための手法、システム、およびコンピュータープログラム」、米国特許10830805:このアルゴリズムにより、被試験デバイス(DUT)のアンテナが座標の中心からずれている場合でも、小型のテスト暗室でのエラー補正が可能になります。
さらにローデ・シュワルツは、著名な学術誌や学会でも研究を発表しています。
- B. Derat氏、G.F. Hamberger氏、およびF. Michaelsen氏、「総放射パワーを測定するための最短距離」、IET Microwaves、Antennas & Propagation:遠方界テスト距離の概念の改訂により、一部のアプリケーションではフラウンホーファー領域に基づくテスト距離が不要であることを示しました
- G. F. Hamberger氏、J. A.Antón氏、S. J.Lachner氏、およびB. Derat氏、「測定座標系でのアンテナ位置のずれにより生じる、無線送受信デバイスの性能エラーの補正」、IEEE Transactions on Antennas and Propagation:オフセット補正アルゴリズムに関する公開記事(米国特許10830805に登録されたもの(上記参照))