回答
ZVRまたはZVCでは、標準OPENの係数を求めることができます。そのためには、変換プログラムを使用する必要があります。詳細については、このプログラムに付属するREADMEを参照してください。
以下の手順を実行します。
- THROUGHの長さがわかっている必要があります。この長さをZVR/Cに入力します。
- ZVR/CをTRMで校正します。校正は、正しい基準面(オスまたはメス)で実行する必要があります。
- ZVR/Cを位相測定に設定します。
- OPENをZVR/Cに接続し、位相を確認します。位相は、直線になっている必要があります。位相が直線でない場合、THROUGHの長さが正しくありません。
- 8個のマーカを設定し、ZVRの場合は500 MHz、ZVCの場合は1 GHzの間隔で画面上に均等に配置します。
- 8個の位相値を記録して、ファイルに書き込みます。ここでは例として、ファイル名をC0.DATとします。
- READMEファイルに記述されているとおりに、その他のパラメータ(周波数など)を調整します。
- C.EXEプログラムを実行します。
- 結果は、C0.CNとなります。
- ZVR/Cにフリンジング・キャパシタンスを入力します。
作成された値は、以下の方法で確認できます。
- TOM校正を実行します。エラー・メッセージが表示されない場合は、おそらくうまくいっています。
- ポート1にエアラインを接続し、エアラインにSHORTを接続します。S11を確認します。その振幅が誤差となります。値はほぼ0 dBである必要があります。