ローデ・シュワルツのソリューション
R&S®SMW-K508およびR&S®SMM-K508ソフトウェアオプションを使用すると、ユーザーフレンドリーなR&S®I/QプレイヤーPCソフトウェアを使用して、大容量の波形ファイルまたは現実的な信号の記録をPCからR&S®SMW200AまたはR&S®SMM100A ベクトル信号発生器にストリーミングできます。
PCと信号発生器をセットアップおよび構成した後、ユーザーはR&S®I/Qプレイヤーを開いて、波形ファイルの1つを選択してストリーミングを開始できます。I/QデータはソフトウェアからPCネットワークカードに直接送信され、最適なデータ転送速度を実現します。
光ケーブルにより、ネットワークカードとベクトル信号発生器が接続され、I/Qデータが転送されます。発生器はI/Q信号を設定されたRF周波数に変調し、結果として得られた信号がRF出力で利用可能になります。
R&S®I/Qプレイヤーの代わりに、ユーザーはC++ライブラリとして提供されるAPIを使用して独自のストリーミングアプリケーションを開発できます。ライブラリをカスタムソフトウェアプロジェクトにリンクし、さらに、I/Qデータをライブラリに提供するために事前定義されたインタフェースを実装する必要があります。
R&S®SMW-K508またはR&S®SMM-K508オプションで達成可能な最大RF変調帯域幅はPCのパフォーマンスとセットアップに依存しますが、1 GSa/sのサンプルレートで800 MHzです。
I/Qデータは、連続的なシグナルフローを実現するために、発生器の内部でバッファリングされます。ローデ・シュワルツ独自のプロトコルを使用するR&S®SMW-K556 カスタムデジタル入力オプションは、遅延の影響を受けやすいアプリケーションに適しています。