主な特長
- HFワイドバンド対応
- 周波数ホッピング機能
- サイレントチューニング機能
- EMCおよび過電圧保護
- メンテナンスフリーの堅牢な設計
ローデ・シュワルツのアンテナ調整ユニット(ATU)は、1.5 MHz~30 MHzの周波数レンジで動作し、受信モードと送信モードの両方でアンテナのインピーダンスを50 Ωに調整します。また、ローデ・シュワルツのATUでは、受信モードでプリセレクションが利用できます。HFワイドバンドとALE-4G(MIL-STD-188-110D、MIL-STD-188-144D)もサポートされています。
R&S®SECOM-H EPM(ECCM)
R&S®SECOM-Hは、STANAG 4444と同様のローデ・シュワルツ独自のHF周波数ホッピング無線通信波形です。これは、ホッピングで設定された周波数の一定割合が意図的(ジャミングなど)または意図しない混乱によってブロックされる環境や、重大なドップラー拡散やマルチパス遅延のある環境で動作するように設計されています。
ローデ・シュワルツのアンテナ調整ユニット(ATU)では、1.5 MHz~30 MHzの周波数レンジ全域でサイレントチューニング機能が利用できます。ローデ・シュワルツのATUの周波数設定は、RFパワーを発射することなくすばやく行われるため、低被探知(LPI)という利点があります。ローデ・シュワルツのATUは、この機能を使用する前に、アンテナに接続してその特性を「学習」する必要があります。学習はHFバンド内のユーザーが定義した周波数レンジで行われます。
すべての回路基盤には、EMCフィルターが付いています。ローデ・シュワルツのATUの出力は、アンテナへの落雷による過電圧から保護するための落雷保護を備えています。すべてのアンテナ調整ユニットは、10 kV/10 kAのアークへの耐久性をテスト済みです。
ローデ・シュワルツのATUは、24時間連続動作が可能な堅牢な設計になっています。
内蔵テスト機器(BITE)
ローデ・シュワルツのATUは、制御ユニットでシステム全体を継続的にモニタリングして正常な動作状態とのずれを表示します。