主な特長
- 四重冗長化アーキテクチャー
- CLIMAX(マルチキャリアオフセット)動的遅延補正
- 音声ストリームのアグリゲーション
- M+Nの無線冗長性
- 最良信号選択
VoIP、VCMS、およびNTPサーバーと共に、R&S®RS5400 無線サーバーは、CERTIUMエコシステムのVCSブランチをサポートします。無線ストリームを集中管理し、必要に応じてアグリゲートまたは分割します。同一のオーディオストリームを効果的に排除し、チャネルを解放して使用できるようにすることで、リンクの使用率を最適化します。R&S®RS5400 サーバーは、最良信号選択機能を使用して空地信号を集中的に処理します。
同一ストリームのアグリゲートによるWANリンク使用率の削減
R&S®RS5400は、無線ストリームをアグリゲートまたは分割することによって集中管理します。これにより、同一のオーディオストリームを排除してリンク使用率を低下させます。帯域幅が解放され、これを他のチャネルで使用できるようになるので、ANSPの容量が拡大します。
リソースの最適化と容量の拡大
リンクのアグリゲーションにより、ANSPは個々のリンクをトランクにバンドルすることができ、同一のパラレルストリームを防止することができます。
可用性を最大化し、将来の変化にも対応できるVoIPシステム
R&S®RS5400 無線サーバーは、R2S、SIP、およびRTPなどのED-137準拠プロトコルを使用して、すべてのIP CERTIUM®VCSと通信します。完全な冗長性を備えた2つのイーサネットインタフェースにより、別のCERTIUM®VCSシステムコンポーネントとの通信を確保します。R&S®RS5400は、さまざまな想定外の状況に備えることができます。これは、システム全体の可用性を強化する多くの要素の1つです。
規格準拠による信頼性の向上
厳格なATC規制に適合することで、信頼性の高い製品とサービスを提供しています。
航空交通管制官に最高のオーディオ品質を確保
複数のレシーバーがパラレルなオーディオストリームを同時に検出する場合には、最良の信号選択の機能が非常に有効です。最良の信号選択の機能は、CLIMAX遅延補正のような同類の拡張機能と連動して、マルチパスやフェージングなどの不要な干渉現象を相殺します。無線受信の最適化により、オーディオスペクトラムの重畳も改善され、最適な音声品質を確保することができます。
BSSは受信リンクを安定させます。
BSSは、最大の受信信号を選択して時間や位相の遅延を補正することで、航空機の位置、速度および周囲の地形に動的に適応します。
ローデ・シュワルツの特徴的な四重バックアップレイアウトが提供する安心
アプリケーションには、影響を受けやすいものと、絶対的にクリティカルなものがあります。航空交通管制は明らかに後者であるため、ローデ・シュワルツは、四重冗長化システムレイアウトを開発しました。ATCネットワークの各LANリンクには2種類の有線チャネルがあり、その各々が2つの独立した物理インタフェースを備えています。合計4つの物理インタフェースをペアに分けて使用することで、「ファイブナイン(99.999 %)」標準を超える優れた可用性を実現しています。
CERTIUMエコシステム内の四重冗長化
2つの独立した完全冗長化ネットワークが、結合による四重冗長化を全体として提供します。
コストの最適化と可用性の向上
従来の1+1冗長性ネットワークでは、各無線機に同一のバックアップがスタンバイ状態で待機していました。この構成には明らかにメリットがありますが、ローデ・シュワルツのM+Nトポロジーでは可用性とコストパフォーマンスがはるかに向上します。このシステムはバックアップ障害にまで対応可能で、1+1構成と比較すると少ないスタンバイ無線機で多くのメイン無線機をカバーできるので、コストを大幅に削減できます。
M+Nの冗長性の可視化。
障害が発生した場合は、N個の冗長ハードウェアユニットのいずれかが、M個のメインユニットのいずれかの代わりに動作することができます。
オプションの第2AC電源
ラジオサーバーベースのソフトウェアライセンス
1無線あたりのラジオサーバーライセンス
関連製品