結果と達成事項
QPS201 セキュリティースキャナーは、2017年以降、世界の最も繁忙な空港のいくつかで用いられており、厳格な検出要件を満たすとして、European Civil Aviation Conference(ECAC)による承認と、Transportation Security Administration(TSA)による認定を受けています。ヒースロー空港は、現在セキュリティースクリーニングを受ける乗客に対して最適なユーザーエクスペリエンスを提供できるだけでなく、近い将来に義務化されるはずの、もっと厳格な新しいセキュリティー規格を満たす準備もできています。
ヒースロー空港は、きわめて高い検出能力と低い誤警報率を示す性能テストの結果に基づいて、QPS201を選択しました。ローデ・シュワルツのエンジニアが提供したデータファイルには、不審な物体が、性別や身体の輪郭がわからない図式的な身体画像上に、きわめて高いスキャンレートと解像度で表示されることが示されていました。このことから、QPS201が、人体に隠されている小さい物体を、きわめて高い検出確率で認識できることがわかりました。
窮屈で狭いボックス型の従来のセキュリティースキャナーは時代遅れです。洗練された省スペースのフラットパネルは、壁で囲まなくてもチェックポイントエリアに組み込むことができます。開放的なデザインにより、セキュリティー担当者はチェックポイントを遮られずに目視できます。また、スキャナーは車椅子に載ったまま通過できるので、車椅子専用のゲートを設ける必要がなく、貴重なセキュリティースペースを節約できます。小型でありながら開放的なデザインにより、迅速に大人数のスクリーニングが可能になり、待ち行列と待ち時間が短縮されます。4台の判定ステーションと十分な人員があれば、1台のQPS201システムで、1時間あたり900人以上の乗客を処理できます。操作はシンプルなタッチスクリーン式で、可動部がないため、スクリーニングプロセスがシンプルになり、メンテナンスも短時間で簡単に行うことができます。